この記事は、来日に際して何かと書類関係があったのでそちらの記入を手伝っていた時の話。
この記事は前回記事こちらの続きです。
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【外国人からの質問】(お麩を見て)この食べ物はなぁに?あなたは答えられますか??
これはアメリカ人3名、カナダ人1名と一緒に昼食をとりにいったときのお話。 http://www3.mizkan.co.jp/sapari/menu/cook/recipe/index.asp?id ...
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アメリカ、カナダ人計4名が来日し、一緒に仕事をしていた。
昼食時、お麩を見て、何コレ?と問われ、お麩が何たるか回答出来なかった。
そのうちの1名が京都に行くと言っていたので、京都の寺の池で魚にあげる、それ鯉(コイ)のえさだよ、と答えておいた。 じゃ俺たちは今魚のえさを食べているんだな!皆で爆笑。
はいさて、以下続きです。
日本の申請書の問題点
日本の書類って日付を書くシーンが結構ありますよね。
- 申請日、
- 引越し日、
- 入学入社、
- 卒業退社、
- 利用開始希望日etc、、、
どこに何をだすか、にもよりますが、みな結構無意識に書いていると思います。
この日付の記入、よくよくみると非常に多いのですが、西暦か和暦か、結構指定の記入方法がバラバラだったりするんですよね。
(時には和暦か西暦かどちらを要求されているのかわけのわからないものも。。)
西暦から和暦への置き換え
だいたい自分の誕生日だったりすればすっと書けるわけなんですが、
・入学/卒業したのは何年?
・自分の子供が生まれた年は?
みたいな自身の誕生日以外の年を 問われると、
西暦・和暦の両方でぱぱっと答えられないですよねみんな(笑)
ただ日本人であれば、どこか覚えているKEYとなる年からカウントしたり、もしくはググったり、とわりとすぐ解決するわけですが。。。
外人の場合は何が起こるかというと。
和暦、なんだこのクソシステムは!?
彼らが種々のペーパーワーク上で非常に困っていたのは、この
和暦いったい何年やねん!?
という点でした。
そもそも自分の誕生日の和暦や代表的な出来事のあった年の和暦がわからないから、そこからのカウントも出来ない。
日本語のタイピングができないので、ググれない。
ということで、一人一人サポートしてあげていたわけです。
それを皆のリクエストに答えつつ、ひとつひとつそれぞれの書類に必要な西暦をググりながら和暦に置き換えていくわけですが、4名もいるとコレ本当面倒くさい。
みな好き勝手に質問してきます。
いくつかの和暦への置き換えをしていると、徐々にコツをつかんだり、興味を持ち出し、
Don:この和暦と西暦の1年間は一致してるんだな!
ぼく:そうそう。そういうこと。 (そりゃそうだ(^_^;) )
Don:じゃ、俺の息子の誕生2013年は、、、
ぼく:いやいや、、そうじゃない 昭和は64年で終わるんだ。今は平成!
Ben:何・・・!?なんだこのクソシステムは・・・
ぼく:天皇が死ぬと変わる。64年で昭和は終わり。だから今は平成なんだ。
平成はHに◯して。
(ていうか申請書上の和暦書く前の、M,T,S,H、もうMとTいらなくね(^_^;)? )
ぼく:だいたいハタチ以下ぐらいのやつはみな平成生まれ!
四苦八苦する彼らをみながら、ちょっと笑ってしまいました。
和暦と西暦の併用って、そもそもいる?
自分の中で当たり前になっているこの西暦和暦併用の仕組みを改めて振り返ると、
本当に入らないシステムだと思い直しましたね。申請書とか全部西暦で統一すれば良いのに!
和暦の表記に四苦八苦する北米人のお話でした。
おしまい