この記事では、英語を話せるようになると得られるメリットを、実体験をもとに書いてみたいと思います。英語を話せるようになりたいけど、モチベーションをどうやって保とうかな?と考えている人に参考になるかも?しれません。
ちまたにあふれる英語教材
英語が話せる様になりたい!TOEICスコアをあげたい!という人は、本当にたくさんいると思う。また、同時に、本屋に行っても、無数の教材や問題集をたくさん目にするし、インターネット上でも、どうやったら、英語が効率的に学べるか、そんなサイトや記事もとても多くあると思う。
しかしながら、そのGOAL以降、すなわち、英語が話せるようになると、結局何になるの?どんな嬉しいことがあるの?という文献・記事は、そんなに多くないように思う。
今回は、英語が話せる様になって、、、その先に得られるものとは??そんな視点で、ぼくの実体験を交えて描いてみたいと思う。
※ぼくの英語力は、TOEIC650点、自分の仕事が英語でできる程度、です。
過去にエジプトに行った話
これは過去にエジプトに行った時の話。エジプトには、1週間ほど滞在した。滞在した場所は、ルクソール・カイロ・バフレイヤ(白砂漠)の3箇所。そんな白砂漠に訪れたときのはなし。
まずは、簡単に白砂漠、の説明を。
白砂漠ツアー概要
白砂漠へは、カイロからバスで4〜5時間南下し、そこからツアーに参加する。ツアー参加方法は、日本もしくはカイロからの事前申し込みだったり、もしくは現地での交渉・申し込み。ぼくは後者を利用した。
拠点の小さな町、バフレイヤからで2Hほどで、国立公園的な白砂漠地帯に突入。車をとめ、夕暮れをそこで過ごし、そのまま焚き火を囲みながら、食事をとり、マットレス+寝袋で夜空キャンプ(テントなし)を行うというもの。
星空の下、互いの生活について語り合う
さて、実体験。
ぼくは、カイロの安宿で集った日本人計5名で、白砂漠現地に到着した。車はトヨタのランクル、ガイドは合計3名だった。
砂漠に沈む夕暮れ、焚き火を囲んでのひと時の楽しい食事、夜空の観賞を終えたあと、意外や意外、みな語り出すこともなく、ぼく以外の日本人4名と、ガイドのリーダーは22時頃に眠ってしまった。
残されたのは、エジプト人2名。互いに30前後の同世代。ダラダラと紅茶を飲みながら、焚き火を囲んでおしゃべ知りていた。
互いの暮らし、宗教(イスラム教)の話、エジプト革命の話、など。昨今の世の情勢や互いの国では何が起きているのかを温まりながら話していた。
ガイドのひとり(以下、赤いパーカーを着ていたので、アカパ)がこんな話をしていた。
彼の以前の仕事
彼はバフレイヤ出身だが、以前ハルガダというビーチリゾートで働いていそうだ。ちなみにハルガダはこんな感じ。
エジプトの海は結構クオリティが高い。
そこのリゾートホテルのレストランで料理長をしていたそうだ。ビーチリゾート好きのぼくとしては、『えぇ〜なんで、そんな良い仕事場所なのに、こんな片田舎に戻ってきたの〜!町も綺麗だし、給料も高いし、色々揃っててプライベートも楽しいでしょう。』と驚いた。
しかし、アカパはこう言っていた。「もちろん、給料はこっち(バフレイヤでの白砂漠ガイド)より高いよ、だけど、物価も高い。 だけど、これはお金の問題じゃないんだ。生き方の問題なんだ。
あそこにいたら、ビールとかも飲んでしまう。僕はイスラミックだ。(イスラム教だ。)そうなってしまうのが怖いんだよ。」
(※イスラム教は禁酒です)
その時、ぼくの中で、何かに触れた。アカパの『お金の問題じゃない。生き方の問題。僕はイスラム教徒だから、戒律を破ってしまうような、生き方はしていたくないんだ』
の発言、がいわゆる琴線に触れた。
なんて、純粋な心をもち、信仰心に溢れているんだろう。
お金の問題じゃない。生き方の問題だ。
こんな心からの発言を、そして、それを実行に移した知人をぼくは日本でみたことがない。その彼のピュアな信仰心に触れ、ぼくはただただ感動していた。
この会話が、彼らと語ったこの夜が、エジプト帰国後、ぼくの中で、宝ものと思えるまでの思い出となった。
まとめ:英語のメリット
さて、タイトルに立ち返って、英語を話せるようになって、得られること、それを端的に表現してみる。それは、『現地人との交流』になると思う。文字にしてしまうと、なんとも陳腐な表現だと思う。
しかしながら、そこには、こんな7文字では表現しきれない、互いの理解や価値観の交流、感動があることをここに添えたい。
続編はこっち