この記事では先進国を安く回る、戦略複数名で訪れる、を実現するための、複数名をどうやって集めていくかを説明していきます。
前回記事では、旅の現地滞在費、特に先進国は高いので、複数名で訪れて割り勘しよう、という、内容を書いた。複数名で訪れた際、旅費の中のどの部分に効果があるか考察している。
今回はその続編、ということで、いかに複数名を募るか、その方法論を述べていきたい。
一体どうやって、複数名集めるか
社会人になって、高校や大学の仲良い友達はあちこちに散らばってしまった。仲のよい友達は会社が違うから、休みが合わない。こんな具合で、実際に、複数名と言えど、なかなか同じ日程、同じ行き先がぴたりと揃わない人も多いと思う。
それでは一体どうやって複数名を募っていくのか? ぼくの経験や、知人から聞いた話を紹介したいと思う。
旅人ネットワークを構築しよう
類は友を呼ぶ。同じ趣味であれば意気投合も簡単だ。
旅先で知り合うもよしだが、まずはこんなに人々のコミュニケーションインフラが整ったネットワーク社会。ネットで知り合う方法から見ていこう。
⑴ネットで知り合う
あの有名観光ガイド本、地球の歩き方のサイトがあるのはご存じだろうか。名前は旅スケ。
旅のスケジュール・旅行記・クチコミ・旅行情報 | 地球の歩き方[旅スケ]
旅スケの掲示板では、ちょっとした質問から、一緒に旅行しましょうという色々な情報が飛び交っている。
ぼくの旅仲間
ぼくは社会人になって以来いつも一緒に海外に行っていた同期入社のFくんと大学同期のHくん、という友達がいる。しかしながら、転勤やら仕事やら、それぞれの歩みを経て、徐々一緒に旅がしづらくなった。
Fくんの旅
そんな時、Fくんが活用したのが、旅スケ(地球の歩きかたのサイト)の掲示板だった。Fくんは、旅スケの掲示、メッセージ機能、フリーメールアドレスを交換しやり取りをしていた。そして、見ず知らずの男女が計6名ほど集まって、チベットを回ってきたそうだ。(※チベットは入境許可が、チベット内旅行会社のチャーターツアーなど同行のもとでないと、おりない特殊な地域。チャーターツアーは人数が多い方が一名あたりの価格が下がる、典型的な例)
旅後、チベットは最高だった、と述べていた。
が、それより何より、見ず知らずの新たな友達と、寝食を一週間もともにする、というのが強烈に新鮮でそれが楽しかったと話していた。
また、そのチベット仲間とは日本国内に戻ってきてからも遊んだり、次の大型連休にカナダのユーコンに訪れていたりした。
出会いのはじめはネットだが、最高の友達となったようだった。
旅スケ成約率は?
旅スケを眺めていると、時期や行き先の詳細が書かれているが、お互いにいきましょうね〜!と盛り上がっているスレッドは正直さほど多くない。発案者の投稿をはじめとし、流れている案件の方が多い。ネットの匿名性上の出会いという特徴上からだろう
Fくんの分析によると、どうも発案の起点が女性であるほうが、成約にいたっているケースが多いそうだ。実際Fくんのチベットも、発案は女性だったそうだ。
実際にぼくもノルウェーに行く際、日程と旅程イメージを投げかけてみたのだが、自分が物事を進めたいタイミングではなかなか人が集まらなかった。メッセージをいただき、フリーメールでやりとりをした方もいたが、途中、やりとりが途切れてしまった。
結局、友達づたいに早々に4名が集まったので、旅スケの応募は流してしまったが、
出発の直前に数名の男女から、まだ応募していますか?という問い合わせをいただいた。それらの人たちは、わりと旅直前にスケジュールをたてていたのだと思う。そのうちの1名は現地で合流し、夜ごはんだけ一緒に食べた。
成約にいたりやすいのは
成約に至りやすいのは、見ず知らずのものどうしで1週間このルートで回ろう、というガッツリなものより、『△~△の期間、◯◯で過ごします、お食事でもいかがですか?』や、『△の日に◇◇のイベントに一緒に出ませんか?』といった、その日、数時間一緒に遊ぶという ライトなものだろうか。
Fくんは年末にニューヨークのタイムズスクウェアの年越しを過ごした時に、旅スケの投げかけに乗っかったそうだ。アメリカ在住の日本人も含め、10名以上があっという間に集まったそう。
国内でも旅スケを活用しよう
なにもいきなり海外を一緒に回る!と、意気込む必要もなく、もう少しライトに国内で飲み会、、のようなもので人脈を気づいても良いと思う。
旅スケには、例えばお花見の時期には、『海外旅行好き集まれ、一緒にお花見をしませんか?』といった、投稿も見かける。こういった投稿に乗っかって少しづつ旅好きネットワークを形成していく、というのもいきなり海外より幾分やりやすいと思う。
ぼくの経験(オフ会・のみ会)
経験上、旅スケではないが、mixiのオフ会的なものに一度参加したことがある。旅好き集まれ、という趣旨の飲み会だった。わずか30名ほどの飲み会だったが、『航海士をやってます、半年おきに仕事が、オン・オフになります!』や、『テレビの撮影やっています(何故そのに日本人が)こないだ某有名人と一緒に南米行ってきましたよ。』
などなど、面白い人材がとびだした。初対面同士の飲み会なので、意気投合!や大盛り上がり!という状況にはならなかったが、それでも行き先に関してへぇ〜、と思うことはいくらかあった。
また、旅人ネットワークもこれまた狭い世界で、友達の友達、と人脈がつながる瞬間もあった。席が一緒になった数人とはLINEを交換した。(その後連絡をとったり遊んだりしている、ということはないが。。)
身軽な学生、や独身といった若者であれば、これを気にもっと仲良く、ということも可能だと思う。
その他サービス
その他サービスで有名な代表格は、トリッピースだろうか。トリッピースは、
発案者→人数募集→企画決定→旅行会社がコーディネート、
という流れのサービス。ここ最近できたベンチャー企業だ。
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登録したが、使ったことはない。
国内で、一人旅のものどうし、、、というのがよく成約していると、以前TVで見た。あの 眞鍋かをり なんかも、このトリッピースを利用してひょっこり旅に現れるそうだ。
その他、同様に募る系のサイトは、旅カフェ、などいくつかのマイナーサイトも含めて存在しそう。
旅カフェ、ノルウェーの際募ってみたが、誰ものってこなかった。
旅スケであった、本当に怖い話(話それます)
以前エジプトに行った際、事前に自分の日程や行き先を上げておいた。そして、『もし日程被っていたら、一緒に観光や食事でもどうでしょう』と投稿しておいた。すると、スレッドへの返信でなく、旅スケのIDにメッセージをいただいた。
内容は女性からで、下記のようなものだった。
- 自分もエジプトに行くので現地で一緒に観光しないか
- ホテルの部屋は一緒でいいか、自分は禁煙者、お酒はほどほどのむ。
- ということでいろいろ相談したい
ぼくは投稿する際に、男性であることは隠していない。むしろ誤解を招かぬように性別も年齢も記載している。にも関わらず、ホテルの部屋は相部屋前提など、思わず男性がドキドキしてしまうようなメッセージをもらったことがある。
《美人局かっ!》
ぼくは思わず、友人S(旅人)にはなしをした。
どう考えてもおかしいよな。一緒に観光まででよくねぇか、別に部屋の話なんて見ず知らずの異性にいきなりしなくても。。
と二人で話していたが、どうも相手の動機がつかめないような悶々とする話であった。
ちなみに、その相手とはメッセージが特段続くこともなく、現地で合流もしていない。
脱線した。はなしを進める。
以下、ネットを使わずリアルで知り合っていく方法だ。こちらの方が難易度が、というか、心の敷居が低いと感じる。
⑵リアルで知り合う
旅先(海外)で知り合う
個人的にこれはかなりやりやすいと思う。世界各地に散らばっている旅人御用達の宿や日本人宿に泊まれば、自然と知り合う。大型連休に行けば、同じ境遇のような社会人に会うことも多く、わりとすぐに仲良くなれるのでそこでフリーメールアドレスやFACEBOOKを交換しておけばよいわけだ。
その後お互いの日常の投稿にいいね、をしたり、もしくは一緒に食事やお酒を飲みに行ったりして、交流を深め、海外旅行を計画している際に声をかけてみる、というのが良いと思う。
国内で知り合う
例えば社内に旅好きの友達はいたりしないだろうか、もしくは更にその友達など。職場やその近辺の人間関係、ということもであれば、住む地域も近く、いきなり旅、といったこともなく、食事や飲み会で親交を深めることが簡単だ。ぼくも社内で募ったことがあるし、 先にだした、友人Fくんも、Sくんもわりと社内人脈で、いきなり遠方地へ一緒に旅行したりしている。
たまにいる、こういった近い存在も、忘れず声をかける人リストに入れておきたい。
また、ネットのオフ会とやることはさして変わらないが、旅人は、行き先行き先で違う友達を作ってくるので、まぁ一緒にこんど飲み会しましょーか、と友達の友達レベルが集まって飲み会をすることもある。この様な機会にちょこちょこ顔を出す、という方法もある。
まとめ 複数名を募る方法
少々ダラダラと、そして、仰々しくパターン分けしているような書き方をしてしまった。ネット掲示板、ネットのオフ会(国内)、旅先の日本人宿で、職場や近しい人間関係界隈で、といろいろ書いたが、ようは
- 旅人ネットワークをふだんから形成しておく
- 旅先でそういった知り合いができたら、飲み会や国内旅行、などで親交を深めておく
というはなしである。
ここら辺は、ある程度、経験年数を経て自然と形成されるものかな、とも思う。複数名がなかなか集まらないひとの参考になれば幸いだ。