この記事では物価の高い先進国をいかに安くお得に旅するかその攻略方法をを説明していきます。
前回その1、その2で旅費を抑えるには、航空券を安く抑えることだ、と述べた。今回は現地での滞在費を考えていきたい。
前回の2記事↓↓
現地での滞在費は、大きく、宿代、食事代、交通費、観光代、だろうか。ここを削っていくには、各項目のグレードを下げていく、という選択肢が考えられるが、そこは個人の趣向・価値観、金銭感覚が大きく左右される箇所なので、ここではとりあげないこととする。
先進国か・進展国か
上に述べた、現地滞在費(宿・食事・交通・観光)を大きく左右するのは、なんといってもその国の物価だ。
例えば東南アジアに行けば、ご飯は数百円、宿も1000円程度、と何をするのにも安く済む。正直社会に出た日本人からすれば痛くもかゆくもない値段が多い。
変わってアメリカはじめとした先進国、また、スイスや北欧といった高物価地域帯。
例えば、昨年スイスを訪れたが、見渡すレストランはパスタ3000円、カレー3000円、ピザ3000円、とどれを一皿頼んでも3000円均一と、非常に財布に痛い価格設定であった。
ノルウェー首都オスロ駅。スムージー、一杯 1500円。
ということで、今回は先進国旅行先での滞在費を下げていく方法を、経験則に則って述べていきたいと思う。
先進国の滞在費をさげていくには?
ぼくは複数名での旅、一人旅、両方するくちだが、みなさんはどうだろうか。 ぼくの中で、旅を繰り返してるうちに、おおざっぱではあるが、自然と下記の図式ができあがった。
- 先進国=複数名で旅する
- 進展国=一人旅
進展国は、上述の通り宿・食事・交通・観光、何をしても安いので、訪れる人数によっての現地滞在費の上げ下げの影響は、さほど大きくない。
しかしながら先進国で、1週間レベル、となると複数名で訪れるメリットがじわじわと出てくる。ということで、先進国の場合、複数名で訪れると、どのようなに費用が抑えられるか、これについて詳しく見ていきたいと思う。
先進国を複数名で訪れると
複数名で行くと、費用面でどのようなメリットがあるだろうか。具体的に実例を交えながら先の、宿代、食事代、交通費、観光代、をそれぞれ順を追ってみていこう。
また、例としては、効果のわかりやすい極端なスイスやノルウェーといった高物価地域帯を挟んで行こうと思う。
⑴宿代は下がる?
スイスやノルウェーでは、ドミトリー(相部屋)レベルでも5000円前後とられたりする。ノルウェーなどを回ってみると、そもそも都市部以外ドミトリーがなかったりもする。以前ノルウェーを訪れた時、一人旅の方と話したら、シングルで1万円した、といっていた。(ノルウェー、スタヴァンゲル)もしあなたが、一人で高物価地域帯を回るのならば、最低5000円×宿泊数、はざっくりと見積もるべきだろう。
しかし、これを4人部屋で検索してみるとどうだろう。ぼくの経験上だと、夏にノルウェーを旅行した際、スキー場エリアが閑散期だったりして、併設されているホテルが安くでていた。具体的には、ファミリータイプの部屋(4人部屋)で、12,000円程度だった。4名で割ったので、一人3000円だった。(※そういったホテルまでのアクセスは交通の節で後述したい)
ということで、宿代、これは複数名で訪れた方が下がる可能性が大きくなる。
⑵食事代は下がる?
外食がすごく高い地域を複数名で訪れたとしても、レストランでの請求額が下がる、ということは起こらない。強いてそういったシチュエーションをあげるならば、日本国内同様だが、仮に外食したとしても、一人当たりの値段は下がらずとも、シェアして色々食べられる、というメリットくらいか。
ただし、複数名で旅した場合は、スーパーに寄って自炊しようぜという、晩飯企画などが出来る。実際ぼくはノルウェーに4名で訪れて結構自炊した。
ノルウェー自炊の絵。お昼はスーパーでパンや具材を買ってサンドイッチを作った。
ノルウェー自炊の絵2。夜ホテルで。
外食する限り人数が増えたから一人当たりの費用が下げづらいが、複数名のおかげで自炊しやすくなり、結果自炊回数によっては食費も下げられる。
ちなみに、ノルウェーではレストランは現地ノルウェー人ですら通常はあまり使わず、特別な日(誕生日などのお祝いの日)に使うのが通例だそうだ。消費税の高さのせいもあるのだろう。同じ ”外食” という概念でも、タイなど東南アジア諸国が日々の食事処として機能しているのと、役割が全く違うのは面白い。
⑶交通費は下がる?
交通費は複数名では、上がるか下がるか。結論でいうと、下がる、と思う。
複数名でメリットを大いに享受するのは、レンタカーを利用した時だ。(その他、タクシー利用、チャーター系のツアーなども考えられるが。)
ぼくはノルウェーは4名で訪れレンタカーで回った。高物価地域帯では、もちろん鉄道にせよバスにせよ、高い。
スイスでは乗り放題切符を購入し、4日間で4.5万円ほどだった。
集まる人数や、レンタカーを利用する距離云々によるので、細かい公共交通機関vsレンタカーの計算・比較はしづらいが、基本的に先進国であれば公共交通期間よりも下がると思ってもらって良いと思う。
また、レンタカーを利用することによって、徒歩・公共交通機関でしか届かない以外のところへも自由へと移動ができるようになるので、先の、ホテルの価格を下げる、、、にも大いに役に立つ。
例えば、駅近くにホテルを縛る必要もないわけで、街の中心や駅近くから郊外に出たやすいホテルを探すことも可能だ。
経験上では、ノルウェーでは観光地→観光地(片道3時間)の中間地点のど田舎に宿をとってみた。その他イタリアローマでは、中心地から40分ほど離れた場所にホテルをとったりしてみた。中心地と価格は同じだが部屋や設備がだいぶよかったりした。
もし外食が高い地域であれば、キッチンつきの宿をえらんで、自炊してもよいだろう。
もしくは先の自炊作戦での食材が積み込んでおける、輸送力の確保、だとか。
複数名でレンタカー旅をすることで、交通費を直接的に下げる、以外に間接的に費用を下げられる幅が圧倒的に広がるのだ。
⑷観光代 は下がる?
あまり、下がらない傾向、だ。
◯◯トレッキング、ダイビング、◯◯入場料、総じて一人料金設定の方が多い。
ただし、チャーター系や、割り勘が効くようなツアーであれば、下がると思う。
まとめ
先進国の滞在費を下げるには、複数名で攻めよう。そのこころは、、、
- 宿代→下がりやすい
- 交通費→下がりやすい
- 食費→下げることも可能
- 観光代→下がりにくい
以上のことから、複数名で攻めるとよいと思う。
さて、はなしは変わって、もう少し具体的につっこんでいきたい。複数名を強調したが、実際そんなに都合よく、希望先と日程があわないよ、という声が聞こえてきそうだ。そのメソッドを紹介したい。ただ、長文になってしまったので、次回、に続けたいと思う。
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