牡蠣好きである。
年末年始にもなると、帰省した際に地元で釣りが趣味で、船を持っている友人Kと、牡蠣を捕りに行ったりもする。
その狩猟方法というのは、海の浅いとこまで行くと、海の底に、一面の
牡蠣、
牡蠣、
牡蠣、、、。
それをただただ、すくって上げるだけである。
海一面お宝状態(・∀・)ーーーーキターー!!
毎年のこと、
牡蠣を焼きながら、牡蠣ってどうやって大きくなっとるんやろうなぁ、
牡蠣の赤ちゃんってどんな生態なの?
などと言いながら牡蠣を食べている訳なんだけど。。
最近やっていた
ガイアの夜明け
で、牡蠣にまつわる面白いストーリーをやっていたので、思わずシェア。
ヤンマーが牡蠣の養殖を開始
ストーリーはヤンマーで勤務する加藤さんが牡蠣の養殖に奮闘する、を追いかける話。
牡蠣養殖に12年という歳月をかける、情熱溢れるカッコイイおじさんである。
ヤンマー!?耕運機の!?
という驚きもあるが、ヤンマーは船外機、船の後ろについているエンジン、も製造していて、地方の漁業おこしなどにも協力しながら、自社製品の売り上げにも結びつけたい、という狙いもあるようだ。まさしくWin-Winの関係である。
https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/
早速番組で説明されていた、牡蠣の養殖あれこれ小ネタをシェアしていきたい。
牡蠣の赤ちゃん 牡蠣養殖のスタートは??(小ネタ1)
まず友人Kと話していて分からなかったのが、牡蠣の赤ちゃん。
たぶん菌みたいなやつじゃね?
と勝手に想像していたのだが、菌ではなくて幼生というものだった。
チョコマカ動く小さくて可愛いやつである。ほぇぇ、こんなやつだったとは。
コレをホタテなどに着けて養殖するのが一般的なようだ。
牡蠣の養殖、江戸時代(小ネタ2)
なんとこの牡蠣の養殖、江戸時代には行われていたそうだ。驚き。
昔はホタテでなく、岩に直接幼虫を着けて干潟で育てていたらしい。
先人の知恵、すごい。
日本で作られている、牡蠣の種類(小ネタ3)
日本で消費されている牡蠣は、ほぼ養殖、とのことだったが、この日本で養殖されている牡蠣は、真ガキ、と言うらしい。
この真ガキが全国で作られているらしいのだけど、
・地域の波だとか
・水温だとかによって、
殻の形や身の大きさなんかが変わってくるらしい。
いろんな牡蠣
加藤さんの求める理想の牡蠣とは?
加藤さん、実はヤンマー勤務の前は、北海道で牡蠣養殖の研究を長年やっていたらしい。
そんな加藤さんが狙った、美味しい牡蠣、とは
・長細いよりも、短い
・深さのあるお椀型、
・殻の表面に凹凸がない
といった形だそうだ。
お椀型で深い方が、牡蠣の身が殻の中でぷくぷくと太っていくらしい。
純粋に牡蠣の身の居住スペースが広い方が太って美味しくなるよね、というなんとも単純な原理だ。
友人Kに話したところ、
経験則上、確かにそうだ。深くてお椀型がうまい、
と言っていた。
加藤さんの養殖方法
これが実に面白い。
シジミ大に育った牡蠣をこの黒い籠に入れるのだが、どうやって、丸くて、凹凸がなく、深いお椀型に仕上げていくのか。
原理が図解されていた。
ミソなのは、籠の下に取り付けられた、白い棒。こいつが浮きの役割を果たしている。
こいつが潮の満ち引きにあわせて籠を上げ下げする。そして、中で牡蠣がかき混ぜられて、互いにぶつかって角が無くなってお椀型になっていく、ということのようだ。
潮の満ち引きなんて自然現象を上手く利用しているのが素敵だなぁ、と個人的には感じる。
牡蠣は、寒くなると太る
養殖の最終工程、牡蠣を太らせる、の下りで説明されてた。牡蠣って言うのは、水温が下がるとプランクトンを食べて、一気に太るようだ。
冬眠するときの熊みたい。
なるほど、それであの冬の時期に急に牡蠣が上手くなるわけだ。
友人K談、牡蠣は12~2月がお勧めとの事。
さて、番組では加藤さんが水温が下がる場所に牡蠣を一度移したり、と奮闘するシーンが描かれていた。
最後にぷっくらした牡蠣を完成させていた。
最後に、番組とは関係ないけど、今年のお正月に食べていた美味しいそうな牡蠣の写真をどうぞ!