中国旅行向けsimカード、チャイナユニコム の購入を検討している方へ。
今回チャイナユニコムsimをAmazonで事前購入し現地で使ってみたのでレビュー・感想をしていきたいと思います。
- ちゃんとつながった?
- 実際の速度は?
- 壁越え(中国ネット規制回避)できた?
- テザリングできた?
このあたりを書いていきます。
大前提にあなたが海外へもっていくスマホがsimフリースマホである必要があります。『simフリースマホって何?』という方は下記記事をご参考ください。
-
simフリースマホとは?簡単に説明してみる!海外で自分の携帯を使うために。
simフリースマホって何?という方へ。 海外旅行で自分のスマホを使いたい場合、大前提としてsimフリースマホである必要があります。 私はこのブログで海外で使えるsimカードをいくつか紹介していますが、 ...
続きを見る
また現地の通信速度状況をtwitterでちょこちょこ挙げてたので、そのあたりもレポートできればと思います。
まずはじめにおさらいとして、China Unicomとは? 触れておきましょう。
01)中国聯合レンゴウ通信・チャイナユニコムとは?何故おすすめしたいのか
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 約1,000円~ |
1GBあたり | 約500円 |
容量種類 | 2GB |
テザリング | 可 |
サイズ | 標準、micro、nano(付属アダプターで可変) |
購入先 | Amazon |
Amazon口コミ | 星4.4 (※各種sim容量による) |
使用可能日数 | 7日、8日、30日(※詳細後述) |
特徴・その他 | 多くの旅行者に使われてきた実績! |
※1GBあたりは容量2GBのsimカードで記載しています。
※価格は販売元によって若干違います。また覗いていると短期間に微変化が見られます。
可愛いパッケージのチャイナユニコム。China Unicom自体は中国本土の企業で、中国本土用の他にも香港・マカオ版や台湾版など同じsimシリーズでもいろいろな種類があります。
China Unicomの強み
ChinaUnicomの強みはいくつか挙げられますが、まず安い。1000円ぽっきりから。
また2GB終了後でも128kbpsで低速通信してくれます。容量使いきり後でもLINEなどのテキストメッセージでは問題ない程度で、もし最悪使い切ってしまっても連絡はとれる、というところは非常にユーザビリティが高いのではないでしょうか。
そして何よりAmazon上での星の数や、口コミ数が抜群。(この辺は後述します)
信頼度は?
amazon口コミで星4.4。
かなりの好成績です。口コミ票数も500件以上。
Amazon上では中国 simカードというとコレと言ってよいほどシェアをとっており私も購入実績があり、現地での通信も安定し、非常におすすめできるsimカードです。
とりあえずみんなが使ってるやつ!という観点であればチャイナユニコムを選んでをけば間違いないです。
リンク:Amazon
好成績の一方で、実際Amazonで見ていてわかりづらいな、と思う点があるので2つほど注意点も書いておきます。
【注意1】無制限の表記に気を付けましょう【紛らわしい】
『無制限』と表記している販売元があります。
と勘違いを引き起こしそうですが、説明文をよく読むと2GB後速度制限、とあります。
いかにも通信容量が無制限かのように見えますが、そうではありません。
非常に紛らわしいので、Amazonの商品名に無制限の文字があっても注意しましょう。
お怒りの口コミを発見:
想像するに・・・:
強みの箇所で、『2GB終了後低速通信が可能』と書きましたが、どうもこれを中国語で無制限、と表現しているみたいなんです。(パッケージ参照)
なので、それにならえてAmazon上での販売元も無制限、と書いているのでしょう。
【注意2】複数種類あり。表記もズレてたり【複雑】
種類も7日、8日、30日、容量もいくつかの種類があり、選択肢が色々あっていいよね、選びやすいよね、と言いたいところですが!むしろAmazon上で、『中国 simカード』や『チャイナユニコム』などと検索し突入してしまうとちょっと混乱すると思います。
複数の販売元がAmazon上で出品しており、統一感のない売り方となっております。
下記に例を記します。
画像のパッケージも日本語版だったり中国版だったり、とAmazon上ではあまり統一感がありません。
しかも販売元によっては、商品タイトルと、実際の通信可能容量がズレてたり!
実際商品はいい感じなのに、Amazon上には変なトラップがあるので注意してください。
ここでどんな種類があるのかここでちょっと整理しますのでご安心ください。
使用可能日数・容量の種類は下記の通りです。
可能日数 | 容量 | 可能日数 | 1GB当たり (コスパ) |
リンク | |
---|---|---|---|---|---|
No.1 | 7日間 | 2GB | 約1000円 | 約500円 | Amazon |
No.2 | 8日間 | 2GB | 約1000円 | 約500円 | Amazon |
No.3 | 30日 | 1GB | 1890円 | 1890円 | Amazon |
No.4 | 30日 | 3GB | 1649円 | 549円 | Amazon |
No.5 | 30日 | 4GB | 1430円 | 357円 | Amazon |
※価格は販売元・期間によって多少異なります。
※30日の価格、容量と謎の逆転現象。
大きく分けて7or8日間のものと、30日間のものがある、と考えれば良いでしょう。
Amazon上では少し複雑に感じますが上記のリンクからAmazonへとんでいただければ間違いありません。
長期滞在で30日版を買う方がいるのであれば、容量的には4GBの購入が無難かと思います。
商品解説が長くなりました。
その他こちらの記事で、先日おすすめの4つを紹介・比較していますので、気になる方は読んでみてください。 中国滞在を計画している方へ。この記事では旅行前に事前に日本でamazonで買えて、中国かつ香港(共用)で使えるsimカードをまとめていきます。 どんなsimカードがあるの? 値段はいくらなの? テザリ ... 続きを見る
安い中国・香港simカードを4つおすすめするよ。Amazonで日本で購入可能なsimまとめ【比較表あり】
さて、本題の商品レビューです。開封・設定・現地速度・実際の使用感、この辺りを記していきます。
購入・到着~APN設定
さて、さっそく届きました。
あら、開封してみてもなんだかとっても可愛らしい。カードもバリなど見当たらずとてもきれいですね。
開封しますとばっちり3サイズ対応。ってか最近の携帯なんて全部nanoサイズですよね。
私は飛行機内で、携帯内に挿入しておきました。
APN設定方法
こちらも記しておきましょう。
i-phoneは自動で設定される、とのことです。
私はandroidでしたので飛行機の中で挿入後設定しておきました。
APN設定
名前:unicom(ほんとうは何でもok)
APN:3gnet
ユーザー名:空欄
パスワード:空欄
認証方式:CHAP
となっています。データローミングをonにすることもお忘れなく!
中国のここで使ってみた!
簡単に今回使ったところを説明します。2019年ゴールデンウィークに、
- 私は上海で使いました。また
- 旅人Sに中国の奥地(ウイグル~四川省)で使ってもらいました。
私の旅程はざっくりこんな感じ。
LIPPERの旅程
私が訪れたのはアメリカです。
上海経由で前泊、後泊が必要ななんとも不便な便でしたが、双方それなりの時間があったので開き直って上海を楽しんじゃいました。
従いまして、私の使った先は上海のみになります。(8日間を買い、土曜、日曜、次の土曜、で利用)
一方、旅人Fくん、Sくんたちの旅程はこちら。
旅人Fくん、Sくんの旅程
それでは早速、私の状況から
チャイナユニコム、上海での通信状況は?
上海、タワマンやべえ! pic.twitter.com/GLHzHdxzNs
— LIPPER (@lehmanpacker) April 27, 2019
飛行機の中で設定を済ませておくと、さっそく着陸前から空中で通信が始まりました。
っていうか、上海タワマンがマジ乱立してました。話題の『武蔵小杉のタワマン乱立』とか乱立の部に入らないくらい、ガチ乱立してました。
さて空港到着後早速google speedtestしてみると、、、
チャイナユニコムのSIMカード
上海空港
下り9上り8
爆速や。LINE,FACEBOOK,GoogleMap,Gmail全部いけるわ。 pic.twitter.com/yAASwvMzVi
— LIPPER (@lehmanpacker) April 27, 2019
上海空港 下り9Mbps、上り8Mbps
直近の私の他国の計測結果
- フィリピンセブ島1Mbps前後(不安定)、
- 韓国釜山平均3Mbps
でしたので、ここ1年の他の地域よりも早い結果となりました。
中国ネット事情、恐るべし!
(ちなみに、先に結論を言ってしまうと上海市内の代表的な観光地だと概ねこの9Mbpsが平均値でした)
壁越えは?(Googleとか、Facebookとかへのアクセス)
壁越えとは?
中国政府は、情報統制の一環として、Googleやfacebook、twitter、LINEといった我々日本人が日々りようしているWebサービスへのアクセスを規制しています。(金盾、グレートファイヤーウォール)
この規制を乗り越えてこれらのWebサービスにアクセスすることを『壁超え』と言います。
この規制の回避の仕組みは香港通信網にアクセスする、ということなのですが、このチャイナユニコムは香港simです。したがって特段の設定などは不要です。
私も到着後
- Google検索
- GoogleMAP
- Youtube
- LINE
当り検証していますが、まったく問題なくアクセスできました。日本にいるが如く各種Webサービスへアクセスできる、と考えてよいでしょう。
さて、続いて街をフラフラしながら速度計測しています。
チャイナユニコム、上海 外灘~南京東路
上海100万ドルの夜景(300万ドル?)として有名な外灘から、銀座が如く歩行者天国になっている南京東路を歩きました。
こんなルートです。
上海市内のど中心地、という感じですが、写真とともに通信速度を紹介します。
お宿、南京路青年旅舎の周辺はさっそくおしゃれな感じ。
外灘までも徒歩10分くらい。キレイです。
てか中国マジどんどん整備が進んでくなー。ごみなどもなく、街もキレイ。民度、あがってる。数年前とは大違いです。
街中には警備員や防犯カメラの増設などが目立ちます。
外灘景色はびびるくらいの規模でした。
時折船も通ったり(乗るのも乙で楽しいらしい)
続いて南京東路を散策。銀座のほこてんを想像すれば近しいでしょう。
さて、その界隈の計測です。
チャイナユニコムのSIMカード、通信状況@上海街中。
基本下りで7~9Mbps位。かなり快適。
韓国より早いんやなー、中国。 pic.twitter.com/jgZwMNstHy
— LIPPER (@lehmanpacker) April 27, 2019
ちょっと激ウマ小籠包を紹介。上海最強小籠包『佳家湯包』
すみません、simネタと関係無いんですけど是非お勧めしたいので書いておきます。
私は日本でもディンタイフォンに行ったり、台湾でもあちこちで小籠包を食べたり、上海でもあちこちで食べたりしてます。
が、ここに勝る小籠包をいまだに知りません。
上海最強小籠包
佳家湯包
じゃーじゃーたんぱお朝七時半の開店前から並んでます
一皿18RMB300円くらい
場所↓https://t.co/AuKNKPsiuk pic.twitter.com/VnQzOkTX7z
— LIPPER (@lehmanpacker) April 27, 2019
場所はコチラ
黄河路です。
18元(300円くらい)、12個入り。くそやすい。
普通のやつがおすすめ。でもカニエキスもくそうまかったです。日本語メニューありです。朝7時半~22時やってました。(朝、開店前に人ならんでました)
上海 佳家湯包
あいかわらずうますぎるその訳・皮の薄くてもちもちでが歯触りが絶妙
・大きさが小ぶりでペロッといけてしまう
・汁にとろみがあって美味しい絶品
・味がトロッと豚味うますぎ pic.twitter.com/HnBKaFBoGo— LIPPER (@lehmanpacker) April 28, 2019
チャイナユニコム、テザリング状況
さて、チャイナユニコムはテザリングが可能、ということでテザリングされた側(受信機側)の速度も計測しております。
機種は
SHARP AQUOS sense plus(親)
↓
HUWAWEI p20lite(子)です。
チャイナユニコムSIMカード
テザリング状況受信側もばっちり早い&Googleマップ等制限なし
AQUOSセンスplus→HUAWEI p20lite pic.twitter.com/nQRcDpWFrT
— LIPPER (@lehmanpacker) April 28, 2019
下り9Mbps。
テザリング受信側もはえぇわ!
ということで、チャイナユニコムの上海での通信状況は概ねお分かりいただけたかと思います。
上海の通信状況レポはこのくらいにして、旅人S君のレポに移ります。
チャイナユニコム、新疆ウイグル(シンチャンウイグル)の通信状況【ウルムチ、トルファン、カシュガル】
新疆ウイグル、ウルムチ市はこのChinaUnicomで最も通信を心配していた箇所でした。
何故ならこの新疆ウイグル、省じゃなく自治区だったからです。新疆ウイグル自治区、なんです。
商品説明に、中国全省可能!とか書かれてて、自治区はダメなんかな?
と旅行前に会話していたところですが、大丈夫でした。うむ、よかった。
一方でFくんに渡したTDD中国全土無制限simはウイグル自治区では使えなかった、とのレポートが入っております。
その他、シンチャンウイグルでは吐鲁番市(トルファン市)、カシュガル市での通信も問題なかったと報告を受けております。
チャイナユニコム、 甘粛省(柳園、敦煌、蘭州、天水)
甘粛省に入ってもChinaUnicomの通信状況は衰えず。
例えば下記は蘭州市での計測結果です。
中国は人口が多いだけあって、通信網もかなり充実してますね。
下記、旅行中に2人からもらった敦煌の砂漠の写真です。
秘境感ゼロ。人工的感100%に加えて、中国人多すぎて幻滅
蘭州市からバスで2時間。僻地の観光地でも通信は問題なし、とのことでした。
チャイナユニコム、長距離列車中の通信状況は?
彼ら2名は、夜行列車コトコトコトコト。
寝台列車で揺れてゆく。
中国の寝台列車はタノシイヨ!
長距離列車に乗っている際のレポートもいただきました。問題なくつながるが、トンネルなどで一部きれることもあった、とのことでした。
続いて、四川省です。
チャイナユニコム、四川省での通信(成都)
成都といえば、チベット世界や、九寨溝の入口として訪れる旅人が多いでしょう。そんな成都市からも通信バッチリ、のレポートが入りました。
成都の観光地錦里ジンリー(キンリ?)
夜市をふらふらすると楽しいでしょう。(中国旅なれるとそーでもない。)
さて、最後フライトしてマカオです。
チャイナユニコム、マカオ市の通信状況は?
マカオも問題なしです。
って、このsim香港通信網ですもんね。
マカオって香港のすぐ隣ですもんね。そらそーか。
さて、ここで私及び、Fくん/Sくんのレポートは終了です。
もう少しだけ、日本人が行きそうな都市、観光地も口コミから拾ってみていきましょー!
チャイナユニコム、北京、無錫、武漢、広州、深圳の通信状況は?
中国旅行の必需品です。
年に3回程中国へ出張しますが、いつも便利に使用しております、通話はSIMフリーのガラケーにチャイナ・モバイルのSIMを入れて使用しておりますが、データ通信は現地のSIMではYoutube、Line、等が使用出来ないので、SIMフリーのタブレットにこのSIMを入れて使用しております、北京、瀋陽、済南、上海、無錫、義烏、南昌、武漢、広州、東莞、深圳、と各地へ出かけますが、どこでも便利に使えております、中国では何故かどこのホテルでもWi-Fiがすごく遅いので、このSIMが無いとイライラすると思います、私の場合、2GBあれば1週間位はもちますが、念の為に1枚予備を持って行きます。
広州、深センで使いました
現地で買うより安いですし、時間の節約になります。
ASUS Zenfone3で中国(広州、深セン)で一週間使用しました。速度等も問題なく、4Gで電波を拾って、快適でした。
香港経由扱いで、中国大陸では本来見れない、GmailやLINEなども問題なく送受信できましたので、仕事も安心でした。
チャイナユニコム、大連、瀋陽、ハルビンの通信状況は?
中国東北地方で使用、問題なし
大連、瀋陽、長春、ハルビン、延吉、丹東と回りましたが、すべて問題なく利用できました。
12日間でしたので、2枚買って、途中で入替えて利用しました。
速度も申し分なく、不自由を感じることはなかったです。
これだけ見ておけばもう大丈夫でしょう。
China Unicomのsimまとめ
はい、話しは戻りまして、China Unicomまとめです。
China Unicomのsimカード、中国国内での利用は非常に快適でした。通信速度も速かったですし、テザリングも出来たので友人にも通信を共有したりしていました。
口コミ数百件、星4つ以上はその通りの使い心地でした。
購入の際は、7日用なのか、8日用なのか、30日用なのか、滞在日数と必要通信容量にあわせてよく吟味ください。
また下記リンクより最新価格や商品説明・みなさんの口コミを各自必ず確認するようにしてください。
可能日数 | 容量 | 可能日数 | 1GB当たり (コスパ) |
リンク | |
---|---|---|---|---|---|
No.1 | 7日間 | 2GB | 約1000円 | 約500円 | Amazon |
No.2 | 8日間 | 2GB | 約1000円 | 約500円 | Amazon |
No.3 | 30日 | 1GB | 1890円 | 1890円 | Amazon |
No.4 | 30日 | 3GB | 1649円 | 549円 | Amazon |
No.5 | 30日 | 4GB | 1430円 | 357円 | Amazon |
※価格は販売元・期間によって多少異なります。
※30日の価格、容量と謎の逆転現象。
-
安い中国・香港simカードを4つおすすめするよ。Amazonで日本で購入可能なsimまとめ【比較表あり】
中国滞在を計画している方へ。この記事では旅行前に事前に日本でamazonで買えて、中国かつ香港(共用)で使えるsimカードをまとめていきます。 どんなsimカードがあるの? 値段はいくらなの? テザリ ...
続きを見る