この記事では英語を話せるようになるため必要なたった一つだけのことを説明していきます。
『英語を話せるようになりたい!』と思う人は非常に多いのではないでしょうか。今回は海外旅行好きなぼくがどのように英会話力を身につけていったかを解説します。そして、タイトルにそってぼくが感じている、英語を話せるようになるためにすべきたった一つのこと、を説明していきます。
英語を話せるようになりたいならすべきたった一つのこととは?
記事をいきなり結論から入ってみましょう。
英語を話せるようになりたいなら、すべきたった一つのこと。それは『英語を話すこと』です。
は?意味わからん?
と言われてしまいそうですね。確かに雑すぎですかね。とはいえ、意味わからん、と言わずにこの記事を読んでみてください。ぼくが感じていて、そう結論をだした背景を説明していきたいと思います。
英語を話す、を定義してみる。
まず、この記事で目指すところの"英語を話せる状態"を定義していきましょう。
話せるといっても会話にはいろいろなレベルがあります。
- ビジネス会話レベル、
- 駅でチケット手配やスーパーで買い物ができるレベル。
- 旅行先で知り合った外国人と会話ができるレベル、
このように会話にはいろいろレベルがあると思いますが、この記事上で目指すところをまず明確にしていきたいと思います。
あなたは"英語を話す"を明確にイメージできていますか?
英語を話せるようになりたい、と思っている方。その目的は明確になっていますか?もしくはどういうレベルでどういうことを話したいかイメージを持てていますか?
もしあなたの定義もなんとなく曖昧な状態であれば一緒に明確にしていきましょう。
ではさっそく、 次の2つの会話を考えてみましょう。
幼稚園児の会話
とある幼稚園でのヒロシくん、タケシくんが会話しています。何やら妖怪ウォッチについて話しているようです。
ヒ『ぼく妖怪ウォッチぷにぷにでジバニャン使ってるー』
タ『ぼくノガッパ使ってるー』
ヒ『百烈肉球ー アチャチャチャチャー!』
タ『くらえ!メガ滝落とし!ざぱぁーん!』
先生『コラコラ暴れるんじゃない』
ヒ『タケシくん積み木やろー!』
タ『うん!』
幼児の会話というのは、フレーズフレーズが単発的で非常に単純です。互いの言っていることがちぐはぐで噛み合っていないこともしばしばあるのに何故か会話が成立していることもあります。
あなたが話せるようになりたいのは、こんな会話ですか?きっと違うのではないでしょうか。
それではもう一つ会話を考えてみましょう。
中学生の会話
とある中学校で2年生の桃子と桜子が話しています。
桃『私の塾にね、隣の北中のヒロシくんっていう男の子がいるんだけどね、めちゃくちゃカッコイイのー』
桜『え〜、羨ましいね』
桃『ヒロシくんめちゃくちゃ勉強もできるんだけどね、しかも3年生が引退したらサッカー部のキャプテンになるんだって』
桜『すごいね〜。勉強もできてスポーツもできてカッコイイなんてそれイけすぎじゃん!』
桃『しかも話しててすごい優しいの!』
中学生になるとある程度個々人のもつ語彙が増えます。そして自身の伝えたいことを細かくより正確に伝えられるようになります。その場にいない誰かのこと、過去にあったこと、これらをいろいろな形容で表現し、それに対して自分はどう感じたか。だいぶ抽象的な会話ができるようになります。
はい、話を戻しまして。
海外旅行が好きなみなさん、あなたが海外旅行中に日本戻ったらもっと英語勉強しよ、英語話せるようになりたい!という話せるという状態は、上記2例の、どちらですか?
おそらく多くの方は後者に近いのではないのでしょうか。
このブログでは旅行を題材として取り上げることが多いため、海外旅行先のことをイメージしながら語っていきますが、海外旅行で、、英語を、、と考えている方。きっと現地で
- 何かを不自由なく手配したり、買い物したり
- ツアーに参加してガイドの言っていることを聞き取ったり、
- 時には旅行者同士で語り合ったり、
したいんじゃないでしょうか。そこでこの記事においては英語を話せる状態を、
海外旅行で行ったさきで、
- 現地人と意思疎通が計れ旅行が進められる、もしくは
- 知り合った外人と会話を楽しむことが出来る状態、
と定義しましょう。
例えばぼくの経験談のこんな感じ▼
ブラジル奥地でドイツ人と過ごした話です。
なりたい状態をイメージするって大切だニャ
日本人は実はもう英語を話せる?
以前ノルウェーを旅仲間4人で旅していた時のことです。英語でノルウェー人とやりとりするぼくをみて、仲間の一人がトレッキング中にこんなことをぼやいてました。
ノルウェーでした友人へのアドバイス
『リッパー英語で話せるのすごいなぁ。俺も日本帰ったらマジ英語勉強しよ。。』
その時ぼくがかけた言葉は、
『もう英語は勉強しなくて良いと思う。』
でした。
なぜぼくがそう答えたかというと、その友人はきっと日本に戻ってから英単語をまた一から暗記しはじめたり、英語のCDを買って通勤中に聞いたり、としようとしているな、と感じたからです。
英語を勉強するにあたっては
- 単語を記憶する、
- 文法書の構文を暗記する、
- 英語の本を読む。
などの手法が、みなイメージしやすいところだと思います。理由は単純明快で、みな高校受験や大学受験でこういった教育を受けているから。
この日本という国では、実に日本人1億人がこれらの英語教育を受けています。その洗礼は中学校からはじまり実に6年間渡ります。しかしながら結果として話せる人をこの教育はどれだけ生み出しているでしょうか。(いや、ほぼいない)
ある意味こういった勉強方法が"英語を話せるようになる"において無駄だって1億人×何十年という日本の教育史が証明しているわけです。
そして、ぼくは友人へこう続けました。
『日本人って6年間の教育の中でもう英語とか相当たたきこまれてるから。あとは話すことに慣れるだけだと思うんだよね。もう正直(いわゆる受験的な)勉強は要らないと思うよ。』
日本人は英語をすでに話せる?
『俺も英語話せるようになりてー』的な話題になった際に、ぼくは逆説的にこんなことを言ってます。
『あなたは英語をすでに話せますよ』、と。
少し質問してみましょう。
スクロールをゆっくりして、次の問題に答えられるか、頭の中で考えてみてください。
問い1
『トイレはどこですか?』あなたはこれを英語で言えますか?
・
・
・
・
・
Where is toilet ?
Where is rest room ?
Where is bathroom ?
表現に多少の違いはあれど、ほとんどの人が、9割くらいの人が、なんらかしらそれっぽい表現を思いついたのではないでしょうか。
それではもう一つ質問してみましょう。
問い2
『トイレはどこですか?』あなたはこれを中国語で言えますか?
・
・
・
・
・
ツォスォ ツァイナア?
シーショージエン ツァイナア? (カタカナ表記でサーセン)
答えられる人がぐっと減ったのではないのでしょうか。おそらく1割以下?中国語を勉強してない限り無理ですよね。
それではもう一つだけ。
問い3
『トイレはどこですか?』あなたはこれをアラビア語で言えますか?
・
・
・
・
・
これ、もうわかる人日本人でほぼ皆無ですよね(^_^;)
ぼくが言っているのはそういうことです。トイレはどこですか?なんて簡単なフレーズですが、中国語や、アラビア語ではみんな話せないんです。
それが英語になると、とたん結構な比率でみんなわかっちゃってるんです。日本人って。それくらい日常生活の中での外来語や、6年間の教育でその素地が知らず知らずのうちに 形成されてる、ということです。
少し話を巻き戻すと、友人にもう勉強しなくてよいよ、と言ったぼくの頭の中にはこういった思いがありました。
『トイレはどこ?』なんて簡単な文章だからわかるだけでしょ!?と思った方。
もう一つ加えておくと英語の会話において、(人間って会話はそもそも)中学3年生までに学ぶレベルでしか話してないですよ。高校で出てきた仮定法、とか仮定法過去、とか我々も日常会話で使ってないですから安心ください。人間の日常会話って以外と簡単なフレーズの繰り返しだったりするものです。
仮定法、、、『もし私が鳥だったら、、、』
なんてしょっちゅう言ってる人がいたら、その人危ない人です(苦笑)
※ビジネス会話だと仮定法フツーにでてきます。
次は少し視点を変えて英語を話せるようになりたいあなたのハードルを下げ、後押ししてみましょう。
英語を話せるのってすごいこと?
英語を話せることを鼻にかけるムカつくやつって周りにいましたか?もしそんな人がいたら全然気にしなくてよいです。だって、英語なんてアメリカとかオーストラリアとか行けばみんな話してますし。
差ではなく、違い
じゃあアメリカで英語を話しているのは大卒だけ、、、なんてはずもなく、高卒だろうが中卒だろうが話してます。日本人においての日本語だってそうですよね。
極端な話し進展国で教育や学校なんて仕組みがきっちりしてない国の人だって現地語で日常会話を話してます。
言語を話すのに学歴やIQなんて必要ないんです。話せることがすごいんじゃなくてコレただの違いです。
こういう、語学とか海外とかが絡むと途端に『すごい!』みたいな感覚が生まれるあるあるってあるなぁ、と思っていて、例えばぼく海外旅行でレンタカー借りてよく運転するんですけど、そういうことを友人に話すと『マジすごくね!?』ってなったりします。
でもよく考えてみてください。車が普及している国であれば、田舎の中卒のおばちゃんでもだれでも車運転してます。それが何故か海外でやると、すごくね!?となったりします。国境を超えてもやることは全く同じですよ。
とはいえ、初めての頃はお前もビビってただろ!
は、はい。。。
とかく、ここで言いたかったのは日常会話レベルにおいての言語活動において学歴やIQは不要だということです。
この記事で目指す言語活動は日常会話であって、何か偉大な文豪になる、って話じゃありませんから。
英語を話せるようになるためにすべきたったひとつのこと
さて、話しは一巡して結論に戻りたいと思います。
とその前にもう一つだけ例え話を挟みたいと思います。
大学時代に受けたトレーニング理論
ぼくは大学の時に体育会の部活動に所属していました。もう10年以上も前の話です。当時はちょうどスポーツに対して『気合い』でなくて『科学』が注入されはじめた時代でして。
分かりやすいところで言うと、ダルビッシュ投手が肉体改造により豪速球を投げるように!みたいなそんな時代。
※ダルビッシュ本人ではありません。
何かと色々なトレーニング理論がもてはやされ始めた時代でした。
色々ありすぎる理論
半年に一回とかそんな頻度で、ストレングストレーナーなる人が来て色々な理論を教えてくれるわけですが、四年間も受けてるともう色んなこと言われすぎて、正直こんがらがります。
- 稼働域を重視するトレーナー
(深くやることでたくさんの筋肉を鍛えよう!) - バーベル持ち上げ時に反動を使ってはダメというトレーナー
(ゆっくりやって一本一本強い筋肉を作ろう!) - いや、むしろ反動をは使って良いというトレーナー
(だってスポーツやってるとき実際反動使ってるでしょ、という考え方) - スロートレーニング
- ◯◯の際の正しい姿勢
etc...
・
・
・
まぁ、とかくトレンディなことって次から次へと新しい考えが生まれます。情報がまだまだ淘汰されず散在している状態ですね。
そんな中当時のぼくの理解としては、
『要するに色々やり方があるけど、それに沿ったやり方をすればそれに対応した筋肉がつくってことね。』
ということでした。
たとえば反動を使えば瞬発系の筋力がつきますし、スローに可動域広くやれば一本一本すみずみまで太い筋肉が、という感じです。
どうやろうがよくって、そのやり方に順応した筋肉に育っていく、ということです。
さて、今一度本記事主題に戻りましょう。
ここまでくれば英語を本当に話したい、と思うのならばやるべきことがわかってきたはずです。
英語を話せるようになるためにすべきたった一つのこと。それは英語を話すことです。極端な言い方ですが、話すことでしか話す能力は身に付きません。
様々ある英語の勉強の手法の結果、あなたが身に付けたいのは英語を、
読むことですか?
書くことですか?
それとも、話すことですか?
如何に英語を話す機会を作っていくか
かなり回り道をしながら英語を話せるようになるためにすべきことを主張してきました。
次に考えていきたいのは、『じゃあ一体どうやって日々の生活の中で話す機会を頻出させていくか』ということです。はぁそうなんだ、で終わってしまってはもったいない。生活に組み込むというタスクまで具体的に考えていきましょう。
ここでは英語を話す機会を如何に生活の中に取り入れていくか。いくつか考えていきたいと思います。ただし、留学しよう、というのは無しにします。理由は簡単で数ヶ月とかそんなに簡単にみな時間が取れないからと思うからです。
それでは早速。
#1)外国人の恋人を作る
何語にせよ、コレ最も語学が上達する方法、としてよく取り上げられます。あの子と話したい!その気持ちが。そして一緒にいる時間すべてがアチラの言語。なんてなれば上達は必須でしょう。
いやしかし、現実的でない。
○○外語大学、などに通っている。身の回りに海外の友人だらけ。なんて環境であればそういったチャンスも広がるのでしょうが一般人にはなかなか難しいということで却下ですね。(^_^;)
余談ですが、昔会社の先輩が大学(TK外語大学出身の先輩でした)時代にイタリア人女性と付き合ったときの感想をこう語っていました。
『一緒に過ごしてると、ぶ、文化が破壊される。。。』
一体何があったニャ・・・
#2)外国人の集まるPUB的なところに突撃!
かくいうぼくが20台前半にやっていたのがこの手法。中規模都市、そうですね、イメージ人口で30万〜、50万〜、ってとこでしょうか、になれば意外と外人の集まるBARとかPUBの類の一つや二つあるものです。
社会人になりたての際に、まじ英語話せるようになりたい!と思ってそんなこともやったりしてました。全然話せない状態で突っ込んで行ったりしていたわけですがあれはあれで勉強になったなぁ、と今振り返れば思います。
日本に来ている外国人って日本に興味があるわけで日本で暮らしているので、日本人の友人を求めていたり、何らかしらの興味がある人が多いので。
また見知らぬ人と気軽に話しちゃうっていうのは日本人よりは圧倒的に壁が低いのも西洋文化の特徴。これもきっと突撃するあなたの追い風になるはず。
是非勇気をもって突撃してみてください(笑)
#3)オンライン英会話
これ、本命です。実際一番現実的でてっとり早いんじゃないかと思ってます。今やネット環境さえあれば、PCのみならずスマホからもできてしまうという手軽さ。そして、料金的なことから見てもわずか1回数百円。
駅前留学の対面でのグループレッスンも良いのと思いますが、1回のレッスンで数千円飛んでいくことを考えれば、1回のレッスンが100円〜300円、という価格はある意味価格破壊です。
このへんのオンライン英会話スクールの情報はググればググるほど出てきます。情報過多で混乱しないようにぼくのおすすめを2つだけ。
何故この2つをおすすめするか、というと数年前社内で『英語をやりましょう』みたいなおふれが出た際に同僚と面白がって色々調べた結果たどり着いたのがこの2社でした。
レアジョブは老舗、って感じの安心感があります。そしてDMMはその当時おぎやはぎがばんばんCMをやっていて露出が高く、目に付いたから、(そして安い)です。そんな単純な理由でした。双方使っていますが管理画面も予約方法も両方とも使いやすいです。
どちらがおすすめなの?と聞かれればDMMをおすすめします。理由は簡単で微妙に料金が安いからです。何故料金が安い方を推すのかはこの記事で再三説明した通りで、英語を話せるようになるには、まずはほんとに話して話して話して、量を経験し慣れていくしかないからです。それなら安い方が良いに決まっています。
教材、とか、講師の質、とかそういった付随的な情報に惑わされてはいけません。相手のレベルが如何であれ、まずはあなたが口から発することが大事なのですから。
最後に
あれやこれやと偉そうに語ってしまいましたが、英語を話せるようになっていく過程で、
- そもそも言葉って、言語って、会話って、どうやって構成されているの?だったり、
- 英語を話していく過程でつまづきがちがポイントやコツ、
など理解しておいた方がよいことが実際にあったりします。
その辺を書き出したらさらに長くなってしまいそうなので、また別記事でお話できればと思います。
先ほど紹介した2社は双方無料体験が付いています。まずは双方ともに無料レッスンだけやってみる、というのをおすすめします。
それでは今日はこのへんで。